御幸山の家

 名古屋市内でありながら緑豊な環境に建つ別荘のような住宅。東側の緑、や高低差を考慮しながら計画を行った。
内部は、ダイニング、居間を南東部分に配置し、階高は2.4mと低めにして空間に一体感を持たせた。南側の庇の出は、1.8mと深く、ウッドデッキも1.6mの幅で、RCの基礎からキャンティレバーで持出している。

延床面積 33.2坪

08/11/08 建前

小雨でのスタートでしたが、午後にはすっかり回復し安心しました。
軒が深いため登り梁にして、梁の底を化粧で見せることにします。基礎のコンクリートから南側のウッドデッキの構造として梁を持出しています。

 

 

道路際のよう壁は高さ1Mに抑え、そこから法面にして植栽を施します。
周辺環境に配慮して屋根の高さは低めにし、風景に溶け込むようにします。

 

 

 

 

 

 

2階の書斎コーナーから吹抜けを見おろしたところです。階高も低めとして上下の空間の一体感を狙っています。また吹抜けを介して風が流れるように計画されています。梁や柱は一部化粧で見えるようになります。

3/21

外構とメインの植栽が終わりました。
背後に見えるのは、八事神社の雑木林です。

 

 

 

 

 

 

 

東と南に大きく開口を設けています。朝夕はとても静かで別荘に居る気分です。
ナラ無垢のフローリング 床暖房
壁、天井には土佐和紙を使用ています。

2階の書斎コーナーからの見おろし。
階高は2.4mでワンルーム感覚です。
家のどこに居ても家族の気配を感じます。

夜はとても静かで、森から狸もあらわれます。

撮影 多田ユウコ写真事務所


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